今週末開催されるスペインGP、カタルーニャ・サーキットはシーズンオフのテストで頻繁に使用され、エアロダイナミクスの評価などF1マシンのパフォーマンスを計る基準、スタンダードとなるサーキットだ。
ロータス・チームは毎戦、レース直前にメディア向けにENGINEERS VIEWというコース開設メモを配布してるが、このカタルーニャ・サーキットのデータをもとにした、2013年のマシンと今季のマシンを比較した数字が面白い。
●フューエルエフェクト比較
0.38秒/10kg 2014
0.36秒/10kg 2013 average
今季のマシンは、昨年の最低重量642kgから+49kgとなる、691kgに定められている。昨年のエンジン最低重量95kgから今季のパワーユニットの最低重量145kgへと増加したのが主な要因だが、当然、+49kgのフューエルエフェクトは大きい……はずだが、実際に0.02秒/10kgしか変わっていない。
●燃費比較
1.52kg/lap 2014
2.38kg/lap 2013 average
100kg制限の最大燃料搭載量、燃料の瞬間最大流量100kg/hと、燃費の制限に続き、2つのモーターによるエネルギー回生技術を搭載したマシンは、昨年比で1周0.86kg、比率で36.1%も燃費がよくなっている。リッター換算で約1.3ℓ。今週末のスペインGPの決勝は66周なので、1レースで約85.8ℓ/1台、ガソリンが節約されることになる。
●全開率
51.2% 2014
61.0% 2013 average
昨年よりも10%近く全開率が下がっているが、これはアクセル全開率の10%分を2つのモータージェネレーターの出力が補っていると言える。コーナーの立ち上がりでKERSの恩恵は大きく、また、走行中のリフト&コースト、直線や高速コーナーでアクセルを緩め燃費走行も全開率を下げている要因になっているはずだ。
タイムはフリー走行1回目の走り出しで今季は1分27秒023(ルイス・ハミルトン)、昨年は1分25秒252(フェルナンド・アロンソ)と、今季はまだまだ1.8秒ほど遅れているが、いずれ、このタイムが逆転することは明らか。数字の面から昨年との進化を考えると、さまざまな面で今季のマシンの特徴が見えてくる。
