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スーパーGTニュース

投稿日: 2009.08.23 00:00
更新日: 2018.02.15 14:45

【ARTA Project】SUPER GTシリーズ第6戦鈴鹿サーキット予選 ARTA NSX、5番手グリッドから表彰台を狙う


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ARTA Project プレスリリース
SUPER GTシリーズ第6戦鈴鹿サーキット
予選

ARTA NSX、5番手グリッドから表彰台を狙う
ARTA Garaiyaもノックダウン予選を勝ち抜き6番手

■GT500
 SUPER GTシリーズは盛夏の鈴鹿サーキットで争われる伝統の一戦、『ポッカGTサマースペシャル』を迎えた。第6戦の舞台となる鈴鹿の予選日の天候は曇りで、搬入日に比べれば幾分涼しくファンにとっては観戦しやすい気候となった。第5戦スポーツランドSUGOでは、不運なパンクからポジションを落とす結果となったラルフ・ファーマン&伊沢拓也のARTA NSXは、この一戦に捲土重来を期し挑む。迎えた午前10時40分からの公式練習では、ファーマンが乗り込みコースイン。ニュータイヤを2セット使用し、コンパウンドを比較。マシンのバランスも良好で、伊沢に交代してからも好調を維持し、1分57秒649のベストタイムで5番手につけた。
 今回の予選はノックダウン型式で争われ、3つに分けられたセッションのうち、セッション2で走行したドライバーはセッション3で走行できないレギュレーションになっていたが、チームはセッション3進出の手応えを得ていたため伊沢をセッション1、2でアタックさせる戦略を採った。セッション1ではファーマンがまず予選通過基準タイムをクリアした後、伊沢に交代。伊沢は期待に応え、セッション1は1分56秒360で3番手、セッション2では1分55秒838という4番手タイムをマーク。セッション3進出を果たし、ファーマンにバトンを繋いだ。
ファーマンは決勝に使用する硬めのタイヤを装着し、軽いオーバーステアに苦しんだものの、1分56秒214というタイムでNSX勢最上位となる5番手グリッドを獲得。両ドライバー、チームともマシンのフィーリングに確かな手応えを感じており、決勝での好結果を目指している。

●鈴木亜久里監督のコメント
「最終的にラルフは予選5番手だったけれど、マシンは乗りやすいと言っていたから調子は良いね。ウエイトが重い中では上出来だったんじゃないかな。伊沢も今年初めてニュータイヤでアタックしたけれど、なかなか良いタイムを出したと思う。明日は長いレースだけど、ミスをしないように、自分たちのやれることを正確にやれば自ずと結果がついてくると思う」

●佐藤真治エンジニアのコメント
「走り始めからマシンのバランスは悪くないというコメントがドライバーからありました。セッション1、2を伊沢に任せたのは、伊沢はニュータイヤを履く機会が少ないからでした。セッション2の練習としてセッション1も伊沢に行ってもらったんですが、こちらの期待に応えてセッション3に残ってくれました。最終的にラルフは5番手でしたが、狙いどおりという結果ですね。ここまでは作戦どおりに来ているので、明日もこのまま行けばいい結果が残せると思います」

●ラルフ・ファーマン選手のコメント
「今日はとてもいい予選日だった。5番手だけど、悪くないポジションだと思う。マシンは硬いコンパウンドのタイヤでも良いバランスだった。セッション3の時は少しオーバーステアだったけれど、本当に良いマシンに仕上がっているので、明日の決勝は楽しみにしているよ」

●伊沢拓也選手のコメント
「マシンのバランスはすごく良くて、僕はただプッシュするだけで良かったのでチームに感謝しています。僕自身ニュータイヤを履いてのアタックは昨年のもてぎ以来でしたが、ユーズドタイヤの時からバランスは良かったので、安心していました。このところうまくレースを走れていなかったので、セッション2でいいアタックができたことでアピールができたと思います。決勝は長いレースですが、ランキング争いをしているライバルよりも前からスタートできるので、ここで確実にポイントを稼いでおきたいです」


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