「首と両肩にまだ痛みがある」(ルイス・ガルシア/アロンソ・マネージャー)
アブダビGPでトロロッソのジャン-エリック・ベルニュとサイド・バイ・サイドの競り合いを演じてコースオフした際に、縁石に乗って強い衝撃を受けたフェルナンド・アロンソ。水曜日の午後にオースティンに到着したアロンソは、木曜日にサーキット・オブ・ジ・アメリカズに入ると、FIAの医学検査を受け、今週末のアメリカGPへの出走が認められた。
しかし、マネージャーであるルイス・ガルシアによると、アメリカGPへの出走が認められたといっても、アロンソの体の状態は必ずしも万全ではないという。
「私がアブダビの病院へ運ばれるフェルナンドの写真を撮影したように、フェルナンドはレース後、しばらくしてから体に変調をきたした。幸い、大事には至らなかったが、いまだに首と両方の肩に痛みを感じている。万全ではないが、とりあえずやってみる。それしか、いまは言えない」
それを物語るのが、木曜日に予定されていた会見とイベントをすべてキャンセルして、検査の後、ホテルへ帰ったことだ。キャンセルされたイベントの中には、地元スペインの銀行であるサンタンデールのイベントも含まれていた。
さらに金曜日のフリー走行1回目に、アロンソは首から肩にかけてテーピングを施して臨むほど。まさに満身創痍でアメリカGPに挑んでいる。
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日本人F1ジャーナリストの尾張正博氏がグランプリの現場から、ドライバーやチーム首脳の生の声、パドックを賑わせているニュースの真相、レースのキーポイントやサイドストーリーなどを自身の取材情報からお届けする。