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投稿日: 2009.07.27 00:00
更新日: 2018.02.23 10:40

【Honda】 IRL第11戦 ウィル・パワーがキャリア初優勝、武藤英紀は14位


ウィル・パワーがキャリア初優勝
武藤英紀は14位

2009年7月26日(日)
決勝
会場:エドモントン・エアポート・サーキット(全長1.973マイル)
天候:晴れ
気温:24〜26℃

今シーズン5戦目となるロードレースは、エドモントン市街の空港を使った全長1.973マイルの仮設サーキットで開催された。快晴に恵まれ、過ごしやすいコンディションで行われたレースには23台のインディカーが出場。多くの高速コーナーと高いグリップ、それに加えてバンピーな路面は、ドライバーたちの体力を消耗させたが、満員のグランドスタンドの前で繰り広げられた95周にわたる高速バトルはクリーンに戦われ、ポールポジションからスタートしたウィル・パワー(Team Penske)がキャリア初勝利を飾った。全く隙のない走りで2位以下を突き放したパワーの速さは最後まで衰えることがなく、まさに完ぺきな勝利となった。

コース幅が広く、ランオフエリアも広いコースとあって、決勝ではフルコースコーションがファイナルラップの1周だけしか出されなかった。これはインディカー・シリーズにおける新記録である。レースはハイペースで進み、パワーはピットストップ以外ではトップを譲らない決定的な速さを見せつけ、チェッカーフラッグとイエローフラッグが同時に振られるゴールラインをゆっくりと、勝利を噛みしめるように横切った。

予選で1、2、3位を独占したTeam Penskeは、決勝では、予選3位だったエリオ・カストロネベスが2位でゴールし、今シーズン2回目の1-2フィニッシュを記録した。カストロネベスは2回目のピットストップでスコット・ディクソン(Target Chip Ganassi Racing)に先行を許したが、周回遅れにつまったディクソンの一瞬の隙を逃さずにオーバーテイクした。昨年度ウイナーのディクソンは3位でフィニッシュし、わずか3点の差ながらポイントリーダーの座へと返り咲いた。予選2位だったライアン・ブリスコー(Team Penske)は、レース終盤にハンドリングが悪化してペースダウンし、2位から4位まで順位を下げてゴール。ポイントリーダーとしてエドモントン入りしたダリオ・フランキッティ(Target Chip Ganassi Racing)が5位。そして、カナダの人気ドライバーであるポール・トレイシー(KV Racing Technology)がスタート直後にチームメートとの接触などもありながらも、第10戦トロントの時と同様にファンの歓声を浴びる活躍を見せ、予選順位から3つのポジションをアップさせる6位でゴールした。

武藤英紀(Andretti Green Racing)は、12番グリッドからスタートし、レース序盤はポジションを守っていたが、1回目のピットストップで16位まで順位を下げた。それでも武藤は粘り強く走り続け、14位でゴールした。


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