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投稿日: 2010.04.05 00:00
更新日: 2018.02.23 11:17

【KT&SON】フォーミュラBMWパシフィックシリーズ開幕!! 15歳日本人ドライバー桜井孝太郎選手が3位表彰台の快挙!


PRESS RELEASE

2010年4月4日

フォーミュラBMWパシフィックシリーズ開幕!!
15歳日本人ドライバー桜井孝太郎選手が3位表彰台の快挙!

 4月2日、F1世界選手権第3戦マレーシアGPの併催レースとして開幕した『フォーミュラBMWパシフィックシリーズ2010』にデビューした15歳の現役中学生ドライバー、桜井孝太郎(さくらいこうたろう)選手が、BMWジュニア・スカラシップドライバーとして、多くのF1関係者が見守る中で、見事、初の表彰台を獲得しました。

 Eurasia Morsport(ユーラシア・モータースポーツ)から参戦したフォーミュラBMWは、F1ドライバーへの登竜門として世界各国の若手ドライバーがしのぎを削るカテゴリーです。F1で活躍するセバスチャン・ベッテル選手、ニコ・ロズベルグ選手、アドリアン・スーティル選手、セバスチャン・ブエミ選手、ニコ・ヒュルケンベルグ選手、ティモ・グロッグ選手、ブルーノ・セナ選手等もその卒業生です。本年度はWRC世界チャンピオンのカルロス・サインツ選手を父に持つ、カルロス・サインツjr選手を始め、世界15ヶ国から25人の若手精鋭が集まり、激しい戦いを繰り広げております。

 桜井孝太郎選手は、初日、金曜日のフリー走行はセッティングの方向性の間違いと、ダンパー・トラブルに見舞われ25台中、12番手で終えました。

 土曜日の公式予選では、チームがトラブルを解決してくれた結果、自己ベストタイムを更新する2分10秒831をマーク。第1レース、第2レースともに予選4番手を獲得しました。予選終了後、3番手のドライバーにペナルティが課され、第1レースのグリッドは3番手スタートとなりました。

 初めて迎える決勝レース。スタートを見事に決めた桜井選手は3番手で1コーナーを通過。その後、2番手を走るカルロス・サインツJr選手を追い続けますが、雨が降り出し滑りやすくなった路面で一気にその差を詰めにかかった結果、高速コーナーで痛恨のスピン。第1レースは4周を残してリタイアで終えました。

 翌日の第2レース。前日の反省と、マシンのセットアップの変更により自信を得た桜井選手は、2列目、4番手グリッドからのスタートとなりました。見事スタートダッシュを決めたのですが、幅寄せされて4番手のまま1コーナーを通過。緊迫したレース展開の中で、レース終盤まで4位をキープ。そしてラスト2周から前をいくカルロス・サインツJr選手と激しいバトルを繰り広げます。1コーナーのブレーキングで桜井選手が前に出ると、サインツ選手が2コーナーで逆転、また4コーナーの飛び込みで桜井選手が前に出ると5コーナーで逆転という展開で、なかなかサインツ選手を抜ききれません。
しかし、最終ラップの最終コーナー、桜井孝太郎選手は誰もが目を見張るようなブレーキングでサインツ選手のインに飛び込み、3位の座を奪い取り、そのまま歓喜のチェッカーを受けました。


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