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スーパーGTニュース

投稿日: 2009.06.21 00:00
更新日: 2018.02.15 13:43

【motoyama.net】Super GT RD4 マレーシア・セパン予選・速報


Super GT RD4
マレーシア・セパン予選・速報 現地レポート!!

6月20日 天候:晴れ 気温:33℃ 路面温度:46度(予選開始時)

 スーパーGT2009年シリーズは、唯一の海外ラウンドである第4戦をマレーシアのセパン・インターナショナルサーキットで迎えた。

 第3戦で今季初勝利を挙げることに成功し、2連覇への狼煙をようやく上げた「MOTUL AUTECH GT-R」にとって、この第4戦は初めてウェイトハンデを背負う一戦。しかし開幕2戦の出遅れをとり戻すために、それでも多くのポイント獲得を目指さなければならない。

 午前中に行なわれた1時間半の練習走行では開始直後にマレーシア特有のスコールに見舞われ、ドライ走行はわずか1〜2周しか出来なかった。二日間開催となった今季においてこれは、セッティング作業に大きな支障をきたすことになる。そんな中、雨が上がったセッション後半から精力的にラップを重ねた1号車は、常にトップ3前後でタイムを推移させる健闘を見せる。そして最終的に本山哲がマークしたタイムはクラス4位。ハンデがあっても上位で戦えることを、まずは証明した。

 スコールが去ると今度はセパン特有の強い日差しが照りつけ、路面は急速に乾いていった。午後の予選開始時には、路面は完全にドライとなる。したがってドライ走行のデータがほとんどないまま挑む今回の予選はぶっつけ本番の要素が大きく、経験値、勘、状況変化への適応力、そしてドライバーの力、チームの本当の力量が問われることとなる。1号車のアタッカーは、今回も本山がつとめた。

 公式予選の一回目、最初に行なわれた30分間の混走時間帯では、まずブノワ・トレルイエが2周の走行を行い、基準タイムをマークする。その後本山にステアリングが託されると、ここから本格的な予選アタックに入った。本山は2’02,087でラップした後、ピットイン、ピットアウトを繰り返し、セッティングを煮詰めていく。そして混走時間帯の最後に2’00.858をマークし、3位につけた。その後GT300クラスの占有走行をはさみ行なわれたGT500クラスの占有走行では、路面にラバーが乗り始めたことで全体的にラップタイムは上がり、戦いはより激しくなる。本山も2’00.038から1’59.976と、いよいよ2分を切って見せる。

 このセッション終盤はライバル達のタイムも飛躍的に伸びたため最終的に1号車は5位となるが、スーパーラップ進出を決め、逆転のチャンスを残した。

 午後4時20分より、スーパーラップが開始される。1号車のアタック順は8台中4台目。ウェイトハンデを考えれば、この順位を守ることが出来れば充分に健闘の範囲内といえた。ところが、1号車はそれに留まらなかった。スーパーラップ用にチームが施したセットアップの変更がここで見事にハマり、さらに本山も全くミスのない渾身の走りを見せるのである。アタックに入った本山はまずセクター1を最速とすると、続くセクター2、3でも最速を記録。この時点で2位にコンマ7秒のギャップを刻む。そしてセクター4でもさらに2位を引き離すと、トータル1’58.128で暫定トップに立った。

 その後アタックした4台にもミスはなかったが、これを上回ることが出来なかった。1号車は見事に、3戦連続となるポールポジションを獲得した。決勝では、2戦連続のポール トゥ ウィン目指して最高のレースを致しますので、皆様の熱い応援をお願いいたします。

本山選手のコメント
「(ポール)は、信じられない結果。スーパーラップに向け、チームがマシンを完璧にアジャストしてくれたおかげです。レースでは加速、ブレーキング、タイヤ、すべてにおいてウェイトの影響を受けると思いますが、その一方でGT-Rが今回新たに搭載する“エアコン”は、暑いセパンでも集中力が持続できるという、確かな武器になるはずです。チェッカーを受けるまで集中力を切らすことなく、2連勝に向け最高のレースをします。ご期待ください!」


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