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スーパーGTニュース

投稿日: 2009.08.23 00:00
更新日: 2018.02.15 14:44

【motoyama.net】Super GTRD6鈴鹿予選レポート・速報


Super GTRD6鈴鹿予選レポート・速報

8月22日 天候:晴れ 気温:31℃ 路面温度:40度(予選開始時)
スーパーGT2009年第6戦、「インターナショナルPokka GT サマースペシャル」が鈴鹿サーキットで幕を開けた。

昨年まで1000kmだったこの大会のレースディスタンスは今回、700kmに短縮された。しかしながら、真夏の時期に通常の2倍以上の距離を走るという、過酷なレースであることに変わりはない。また第5戦で今季2勝目を挙げランキングトップに立つ「MOTUL AUTECH GT-R(1号車)」には当然、最も重いウェイトハンデが積まれることになる。さらにはペナルティポイントの累積によりブノワ・トレルイエが出場出来ないという、自らの状況としても、今季最も厳しい局面を迎えている。だがシリーズはすでに後半戦。そんな状況であっても、ポイントを逃すわけにはいかない。
本山哲は、2003年にタイトルを獲得したときのパートナー、ミハエル・クルムとともに、この日の公式予選に挑んだ。
今回の公式予選は「ノックダウン方式」が採用された。3回のセッションが行なわれ、それぞれ下位の数台がふるい落とされていくという、F1でもおなじみの予選方式である。最終セッションに残ることが出来るのはトップ8台。ハンデを背負いながらも午前の公式練習走行で6位を獲得している1号車には、大きな期待がかかった。
午後2時40分から、公式予選が開始された。混走の30分と占有走行の10分で行なわれるセッション1ではまず、1号車はクルムからアタック開始。クルムが基準タイムをマークした後、本山がアタックに入る。本山はまず、最初のアタックで2'00.155をマーク。ここからさらにタイムを上げていくはずだった。しかし混走が中盤にさしかかるとコース上ではいくつかのアクシデントが発生し、黄旗が出されるようになる。さらに混走終了間際には赤旗中断ともなり、タイミングを逸してしまう。
しかしセッションが再開され占有走行が始まると本山は、その最初のアタックで1'56.843とベストタイムを大きく塗り替え順位を急浮上させる。さらなる更新はならなかったものの、10位でセッション2に進出を果たした。続く第2セッションでも、本山がアタック。最終セッションに生き残るために柔らかめのタイヤを投入しウォームアップを入念に行い、2周目に勝負を賭ける。そしてセクター1、2ともにベストをマークするが、セクター3で燃料系トラブルに見舞われてしまい、アタックは断念。
10分間という短い時間のセッションではそこから挽回のチャンスはなく、最終的に第6戦の公式予選を12位で終えることになった。
700kmという明日のレース距離には、ドライバーの走りはもちろん、戦略面から考えても逆転のチャンスは数多く残されている。上位フィニッシュを果たしランキングトップを守るために、明日もチームは一丸となり戦います。

本山選手のコメント
「ウェイトハンデは重くなりましたが、第6戦でももちろんポイント獲得を目指しています。そのためには今日の予選もなんとか最終セッションまで残りたかったのですが、トラブルで残念な結果になりました。明日のレースは長いので、後ろから粘り強く追い上げて上位入賞を果たしたいと思います。重いなりにセッティングの方向性は良いので、自信はあります。応援する皆さんも明日は長丁場で大変だと思いますが、期待に応えられるよう頑張りますので、最後まで応援してください」