映画界の世界的トップスター、レオナルド・ディカプリオがフォーミュラEに参戦することを正式に発表した。
元F1のスーパーアグリやヴァージン、4度のF1ワールドチャンピオンであるアラン・プロストのe.dams、インディカーの名門アンドレッティなど名だたるビッグネームのエントリーが続いたFIAの新電動フォーミュラカー・シリーズ『フォーミュラE』。その10番目のチームとして、ハリウッドスターのディカプリオが率いる『ベンチュリ・グランプリ・フォーミュラEチーム』がエントリー最後の枠を埋めた。
ディカプリオは、高性能電気車両の製造で知られるベンチュリ・オートモービルズと『ベンチュリ・グランプリ・フォーミュラEチーム』を共同設立、9日にシリーズへの参戦を正式にアナウンスした。
「僕らの星であるこの地球の将来は、燃費効率に優れるクリーンなエネルギーの自動車を取り巻く我々の能力に依存している」とディカプリオは語っている。
「ベンチュリ・グランプリは、環境にやさしいレーシングチームを作るという決定によって、素晴らしい先見性を示した。僕は、この努力の一員であることをうれしく思っているんだ」
プロジェクトパートナーのギルド・パランカ・パストールが所有するベンチュリ・オートモービルズは、2010年に電気車両の『ブレット2.5』で電気車両の世界最高速307mphを記録している。
彼らは、それに続く新たな電気車両『ベンチュリVBB-3』に搭載される3000bhpの基となるパワートレインを利用し、参戦2年目から独自のシャシーを製造するマニュファクチャラー化計画を進めている。
「ベンチュリは10年以上にわたり高性能電気車両のパイオニアだった」
「フォーミュラEは、世界中でレースをするだけでなく、モータースポーツを通じて我々の先進技術を改善する素晴らしい機会も与えてくれる」とパストールは語っている。
ディカプリオとベンチュリの参戦により、2014/15年シーズンに参戦する全10チームが出揃った。
FIAフォーミュラEの緒戦となる開幕戦の北京は、来年9月13日に決勝レースが行われる予定だ。