伝説のドライバー、アイルトン・セナの生涯を追ったドキュメンタリー映画が今年の秋に劇場公開される予定だ。
セナを映画化するという話は2001年にもあり、スペイン出身のハリウッドスター、アントニオ・バンデラスが主演を努めるというかたちの計画が一時あったが、結局そのプランは実現を見なかった。
代わりとなる今回の映画はドキュメンタリーという形態で製作され、1984年のトールマンでのデビューから最後を飾ることになったウイリアムズでの運命的なレースまでを追ったものを中心に、改めてセナのF1キャリアにスポットを当てている。
映画は、ブリジット・ジョーンズの日記やノッティング・ヒルの恋人などを手掛けたワーキング・タイトル・フィルムズが製作。脚本はマニッシュ・パンディで、監督はBAFTA(英国アカデミー賞)受賞者のアシフ・カパディアが務める。
ブラジル人ドライバーについての最初の記録映画「Senna」は、映画化を承諾したセナの家族とアーカイブの提供を認めたフォーミュラ・ワン・マネージメント(FOM)の完全なバックアップによって製作された。
「映画のためにエクレストンがこの種のプロジェクトを認めたことはこれまでになかった。我々は、セナ家の多大なる協力とFOMから提供されたアーカイブ映像がなければこの映画を製作することはできなかった」とパンディはjamesallenonF1.comに語っている。