フォーミュラE(FE)に参戦するチーム・アグリ代表のマーク・プレストンは、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタをチームに引き留めるには、来季のパワートレイン選択が重要であるとの認識を示し、新たなパワートレイン導入を示唆した。

 FEと並行してドイツツーリングカー選手権(DTM)にBMWから参戦するダ・コスタは、FE第2戦プトラジャヤePrixと第3戦ブエノス・アイレスePrixで表彰台圏内を走行中にパワートレインにトラブルが発生。表彰台を逃してしまっている。

 一部ではチームは来季に向けて、新たなパワートレイン導入を決定したと報じられているが、チーム代表のプレストンは最終的な決断は下していないと報道を否定。できるだけ時間をかけて検討するとしている。

 ダ・コスタがチームに留まるかどうかは、「第3シーズンへ向けて有力なプランを示すことができるかが鍵となる」とプレストン。

「現在のパワートレインを使い続けるつもりはない。今年と同様、来シーズンも正しい選択をしようと試みているよ」

「アントニオ(・フェリックス・ダ・コスタ)は素晴らしいドライバーだ。常に冷静で高い集中力を発揮し、チームとも良好な関係を築いている」

 ダ・コスタ自身は、フォーミュラEでの将来を急いで決めるつもりはないとしているものの、チーム・アグリに留まることができれば嬉しいとコメントしている。

「僕が残るかどうかに関わらず、チームが将来に向けて、どんなことをするつもりなのかを注視している」とダ・コスタ。

「今後について決断するのは、とても難しい状況なんだ。すでにいくつかのチームから接触があったからね。ただ、チーム・アグリでの将来を、とても有望に感じている」

「それにDTMの2016年シーズンはまだ開幕していないから、BMWとどういったシーズンを過ごすのかもわからない。いずれにせよ、100%こうだと言い切ることができる状況ではないから、辛抱強く待っていてほしい」

「僕にできることは、乗り込んだマシンで僕のベストを尽くすことだけだよ」

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