アブダビGPの開催地ヤス・マリーナ・サーキットの改修について詳しい計画が明らかになってきた。
ヤス・マリーナはオーバーテイクが不可能なコースレイアウトであるとして批判を集めている。これを受けてアブダビGPのオーガナイザーは、今季のグランプリの前に改修を行うと発言していた。
最終的な決定はまだなされてはいないものの、ある情報筋によると、以下の3点が決定される見込みであるということだ。
1.ターン5/6のシケインとヘアピンであるターン7への入り口を大幅に拡張し、コーナー進入の際のドライバーが異なるラインをとれるチャンスを増やすことを狙う。
2.ターン9のシケインの出口をバンクのついたコーナーに変更し、ドライバーたちがワイドなラインをとり、ライバルのアウト側から回りこめるようにする。
3.ターン13/14の低速コーナーは、ラップ終盤の流れをよくするためにひとつのコーナーに変更する。
今季レギュレーション変更により、開幕3戦においてはオーバーテイクが増加しているが、これに加えてアブダビのコースレイアウトも変更されることを、ミハエル・シューマッハーは歓迎している。
「アブダビはすでに素晴らしいサーキットだが、さらに変更を行う考えだと聞き、僕らは喜んでいる」とシューマッハーは述べた。