トロロッソのレースドライバーを務めたハイミ・アルグエルスアリが、モータースポーツからの引退を発表した。
現在25歳のアルグエルスアリは、2009年ハンガリーGPでトロロッソからF1デビュー、19歳125日で当時の最年少デビューを記録した。2011年まで同チームで走り、この間に10回の入賞を成し遂げている。トロロッソのシートを失った後にはピレリのテストドライバーを務めた後、2014-2015シーズンのフォーミュラEに参戦。しかしモスクワePrixのレース後に脱水症状と極度の疲労により気絶、健康上の懸念から一時的にライセンスを停止され、最後の2戦を欠場していた。
10月1日、スペイン出身のアルグエルスアリは、マドリードで記者会見を開き、モータースポーツからの引退を発表した。
「やめる決心をした。変化の時が訪れたと思うからだ」とアルグエルスアリ。
「心の中で、違う道を歩む時が来たという声が聞こえる。“彼女”とは長年付き合ってきたけれど、恋がさめてしまったんだ」
Motorsport.comの報道では、アルグエルスアリは何度か検査を受けたが、身体に異常は見つからず、健康であると述べたということだ。将来モータースポーツに戻って来る可能性はゼロではないという。
「今日は悲しい日ではない。これまでレースを楽しんできたけれど、今はあまり夢中になれない。だからやめる決心をした」
「最近はレースから離れているが、これで(完全に)終わりだとも言い切れない」
Many many thanks for your unconditional support through the years. I don't have words to describe what I feel. pic.twitter.com/Vob4l1kZR9
— Jaime Alguersuari (@AlguersuariJA) 2015, 10月 1