2012年のインディ500に挑戦することが決まっている元F1ドライバーのジャン・アレジは、インディカー・シリーズの今季最終戦ラスベガスで起きた大事故の後も、インディ500に挑戦する意志は変わっていないという。
47歳になるアレジは、2001年にF1から引退。その後DTMやスポーツカーレースで活躍し、2011年からグループ・ロータスが製作するカスタマー向けフォーミュラカー、T125のアドバイザーに就任しており、9月にはロータスから、2012年のインディ500に参戦すると発表されていた。
そんなアレジは、インディカー・シリーズ最終戦ラスベガスでダン・ウェルドンの命を奪うこととなった大事故の発生にも関わらず、インディ500への挑戦を止めるつもりはなく、安全性は十分だという。
「なぜ止めなければならないんだ? ラスベガスで起きたことはインディアナポリスでは起こらないだろう。バンク角は高くないし、予選以外でコーナリングでフラットアウトにすることはないと思う」とガゼッタ・デロ・スポルトに対して語ったアレジ。
「僕は専門家じゃないけど、参戦を決める前にダラーラと話をし、安全基準について十分納得しているんだ」