ジャン・アレジは、ターボエンジンが復活する今年、ドライバーはトルク増大による過度なホイールスピンに注意しなければならないと語った。
元F1ドライバーで現在ピレリのブランド・アンバサダーを務めるアレジは、V6ターボエンジンを核とする新たなパワーユニットの導入により、ドライビングスタイルにも変化が求められると考えている。
「私はドライバー時代、モナコのような市街地サーキットの要素とバルセロナのような伝統的サーキットの要素を併せ持つアルバートパークが好きだった」と、アレジはピレリのプレスリリースにおいて語っている。
「しかし、今年のメルボルンは、よりチャレンジングなものとなるだろう。ターボエンジンの復活とともに、F1はテクノロジーとドライビングスタイルの両面で革新的な変化の中にある」
「加速時やコーナー出口でのトルクが大きくなるため、タイヤは、これまで以上にホイールスピンや横Gに耐えなければならない。ドライバーは、これらのことを考慮に入れた上で、過度に加速してマシンをスピンさせないように注意しなければならない」
開幕戦オーストラリアGPの舞台となるアルバートパークは、グリップレベルが低く、全体的に極めて滑りやすいサーキットとされている。