2010年にフェラーリに加入するフェルナンド・アロンソが、初めてフェラーリのイベントに出席した。同社がシーズン終了後に毎年行っているワールド・ファイナルズがバレンシアで開催され、ここに合流したアロンソは、地元ファンの声援に応えた。
アロンソはルノーとの契約が残っているものの、ルノーからの許可を得て、母国スペインでのフェラーリのイベントに出席することが可能となった。
約1万7,000人の観客が詰め掛ける中、アロンソは来季のチームメイト、フェリペ・マッサと共に、フェラーリ会長ルカ・ディ・モンテゼモロが運転するフェラーリ・カリフォルニアに乗り、コースを走行。しかし、地元ヒーローのアロンソを観客にできるだけ近くで見せるため、ターン1でグランドスタンドに近づこうとしたディ・モンテゼモロは、マシンをランオフエリアのグラベルでスタックさせてしまうという一幕もあった。
「今日は僕にとってとても重要な一日となった」とアロンソは観客に向かって語った。
「ここに来て、フェラーリの世界が実際にどのようなものなのかを理解することができた」
「2010年、僕はフェリペと共に世界タイトルを戦いたいと思っている。そして、ファン全員に、僕らと僕らのプロフェッショナリズムを誇りに思ってもらえるようになりたい」