セバスチャン・ベッテルが“真のレーサー”ではないと批判を受ける理由が分からないと、フェルナンド・アロンソが弁護した。
ベッテルは2年連続タイトル獲得に向けて順調にアドバンテージを拡大している。元F1ドライバーのデイビッド・クルサードは、ベッテルは将来F1でベストのドライバーになる可能性があるとの考えを示しているものの、彼を評価していない人々がいることも認めている。
「彼(ベッテル)は(選手権で)独走しているが、今もセブのドライビングについて疑問を持っている人々がいる」とクルサードはTelegraphの最新のコラムにおいて記している。
「彼がレッドブルに今いることが単純にラッキーであるとか、単にポールから優勝しているだけで、並みのレーシングドライバーであるとか言われている」
しかしアロンソはベッテルを高く評価し、批判を退けている。
「彼が真のレーサーでないなどと批判される理由が理解できない」とアロンソがAuto Bild Motorsportに対してコメントしたとF1SAが伝えた。
「彼は素晴らしいチャンピオンだし、2度目のタイトルをまさに手に入れようとしている。素晴らしい資質とスピードを持ったドライバーだ」
「確かに彼はベストのマシンに乗り、有利なグリッドからスタートしている。でも毎戦その状況を最大限に生かす必要があるんだ。セバスチャンはそれをうまくやってのけている」
「難しい瞬間やミスを犯してしまったときですら、彼は常に優勝を狙って戦っている。それこそ彼が素晴らしい才能を持っていることの証だ」