13日、フェルナンド・アロンソはフェラーリ本拠を訪れ、2014年型マシンのシミュレーター作業を初めて行った。
この日の目的は、2014年型マシンで走るためにドライバーが行うすべての新しい手順を初めて試すことだった。
来年のF1には1.6リッターV6ターボエンジンが導入され、マシン全体に大きな変化が施される。
「今日シミュレーターを使用し、作業の進み具合に満足している」とアロンソはフェラーリ公式サイトにおいてコメントしている。
「予定していたプログラムのすべての項目を実行することができた。バーチャルな形とはいえ、また走ることができて嬉しかった」
「エンジニアたちとたくさんのアイデアについて話し合った。僕らはまだ学習過程の最初の段階にいるにすぎず、状況は常に進行していく。その過程に貢献することができてよかった」
また、翌日行われたフェラーリの毎年恒例のクリスマスパーティーにおいて、アロンソはフェラーリの従業員たちに対してスピーチを行い、心身ともに100パーセントの状態で2014年の開幕戦を迎え、悲願のタイトル獲得を目指すと誓った。
「2位という結果には決して喜べない。でも僕らは前を見なければならない」と今年ドライバーズ選手権で2位だったアロンソは語った。
「僕らには常に多くのものが期待される。来年、僕らはもっといい結果を出すために努力しなければならない」
「皆さんが懸命に努力していることを僕は知っている。新しい規則が導入され、全員がいつも以上の作業に取り組まなければならない状況だ。でも僕らは開幕戦が行われる3月に肉体的にも精神的にも100パーセントの準備を整えるため、最大限の努力をすると、皆さんに約束できる」
「これから僕らは重要な時期を迎える。頑張ろう、フェラーリ!」