F1ベルギーGPで表彰台を逃したフェルナンド・アロンソは、レース序盤のセーフティカー導入時にフェラーリが自分をピットに呼び入れなかったことを未だに支持している。
決勝では、レースリーダーのセバスチャン・ベッテルが早くからタイヤのブリスターに悩まされ、ルイス・ハミルトンと小林可夢偉の接触によるセーフティカー導入段階ですでに2度のピットストップを行っていた。これに対し、8周目に最初のピットストップを行ったアロンソはSCラン中もピットに入ることなく、そのままコースに留まるという戦略をとった。
アロンソは、この時のチームの決定が正しいものだったと未だに信じている。
「我々が新しいタイヤで4周走った時にセーフティカーが導入された」と、アロンソは語っている。
「タイヤは非常に良い状態だったので、我々はステイアウトすることに決めた。僕は自分たちにとってこの選択が正しかったと思っている。それが勝利の可能性を広げるものだったんだ」
ただアロンソは、このSC導入がライバルのベッテルにも有利に働いたと考えている。
「残念なことに、ベッテルはこのピットストップでマーク・ウエーバーにしかポジションを失わなかった——そしてリスタートではそれほど渋滞にもあわず、1コーナーでウエーバーをオーバーテイクした」
「僕はチームの決定が正しかったと思うけど、セバスチャンにもセーフティカーがうまく働いたんだと思うよ」