2012年F1バーレーンGPの日曜決勝で、フェラーリのフェルナンド・アロンソは7位、フェリペ・マッサは9位だった。

■スクーデリア・フェラーリ
フェルナンド・アロンソ 決勝=7位
 恐れていたよりは少しいい結果になり、ダメージを小さく抑えることができた。バーレーン前には選手権リーダーと8ポイント差で、今週末を終えた時点でその差がさらに2ポイント拡大するにとどまった。今の状況の中でこの4戦をこういう形で終えられたのはポジティブなことだ。もちろん普通に考えると、この結果に満足できないことは否定できないが。
 僕らが一歩前進しなければならないことは明白だ。いつもいつも他チームの失敗を当てにするわけにはいかないからね。たとえば僕らはマクラーレンとのポイント差を縮めたが、そうなると昨日言われていたら、絶対に信じなかっただろう。一方で僕らはウイナーからほぼ1分遅れでフィニッシュした。今年はなかったことだ。ロータスはとてもコンペティティブだと予想していた。彼らは週末を通して強かったからね。今までのところ、誰かひとりのドライバーが最大限のポイントを集め続けるという状況でないのはいいことだ。例えば去年はそうだったけれど。
 レースに関しては1週間前の上海で言ったことがすべてで、特に何か新たに言うべきことはない。マシンは実質的に同じだからね。僕らが強力で、ライバルたちがそれほどでもなかった場面も何度かあったが、それはすべてタイヤの挙動によるものだ。僕らのトップスピードは劣っており、接戦の中にいるときにはそれが不利になる。
 ロズベルグとの一件についてだが、もしあそこに広いランオフエリアではなく壁があったなら、今僕がここにいてこの話をすることができたかどうか疑問だ。僕に言えるのはそれだけだ。
 あとストレートを1本走れれば最後にディ・レスタを抜けたのに残念だった。そしたら貴重なポイントを少し多く稼ぐことができたのにね。
 繰り返しになるけれど、僕らはできるだけ早くマシンを改良しなければならない。バルセロナでは大幅なアップデートを持ち込む予定だけれど、他のチームもそれは同じだから、モントメロ(バルセロナ)のサーキットに行ってみて初めて、僕らがどれだけいい仕事をできたかが分かるだろう。

フェリペ・マッサ 決勝=9位
 楽なレースではなかった。でも最終的にいい仕事を成し遂げ、今年初めてポイント圏内でフィニッシュすることができた。今の時点ではこれはいい結果だけれど、9位で満足するのはフェラーリのスタイルではないことは分かっている。そうはいっても、今回のパフォーマンスによって残りのシーズンに向けての自信を得ることができた。もっと価値あるポジションを争えるようになるために、できるだけ早くマシンのパフォーマンスを改善する必要があるのは明らかだ。バルセロナには皆が大きなアップデートを持ち込む。僕らはシーズン序盤での後れを取り戻さなければならないから、他のチームよりもいい仕事をする必要がある。
 レースに関しては、昨日新品ソフトタイヤ1セットをセーブしたのは正しい判断だった。ピットストップでロズベルグに前に出られたのは残念だったね。彼の前の位置を維持できていたら、もっといい結果を手に入れられただろう。リヤタイヤには特に苦労させられ、終盤はプッシュしなかった。最後にタイヤのデグラデーションによって難しい状態に陥るのを避けたかったんだ。

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