来季フェラーリに加入するフェルナンド・アロンソは、マラネロに2度の訪問を行った後、来季をベストの環境でスタートするため、自分はチームの信頼を得られるよう努力すると述べた。アロンソと会ったフェラーリのエンジニアは、すでにアロンソの熱意の強さに感銘を受けているようだ。
2010年からの契約をフェラーリと結んだアロンソは、シーズンオフに入ってからマラネロに2度訪問し、来季に向けてのミーティングや、新車開発作業のチェックなどを行っている。
「僕はチームからの信頼と信用を勝ち取り、エンジニアとメカニックたちとのいい関係を築き始めなければならない」というアロンソのコメントをスペインのマルカ紙が伝えている。
「この数カ月、僕はそれを心がけ、チームに対する理解度を高め、共に快適に仕事ができる状態になって、最初のレースに臨めることを目指している」
アロンソは、ルノー時代に7年にわたって共に働いたエンジニアたちをフェラーリに連れて行くことはしないと認めた。
「彼らの多くととてもうまくやっていたし、彼らはとても優秀だ。でも、フェラーリには世界で最高のエンジニアたちがいる」
アロンソの新たなチームの仲間たちが彼に対して抱いた第一印象はとても良好だったものと見られる。流暢なイタリア語を話すアロンソと会ったフェラーリのエンジニアのひとりは、短い訪問の中でアロンソはチームに対して強い関心を示したと言い、「マラネロのファクトリーで彼は、わずか2日間で、他の人間が2年間で見た以上のものをすでに見てしまった」と述べた。今季末でチームを去ったキミ・ライコネンはマラネロにはほとんど訪れようとしなかったと言われている。
一方、新チームメイトのフェリペ・マッサは、自分とアロンソはF1の中で最強のコンビネーションになるだろうと述べている。
「アロンソは素晴らしいドライバーだ。それは誰もがよく知っている。僕らはコース外でもいい関係を築けると思う」とマッサ。
「僕らは選手権の中で最も強いパートナーシップになれるはずだ。でも、彼がチームに加入したことで、僕のキャリアやフェラーリの内部が変わることはない。僕らはふたりとも素晴らしいドライバーであり、彼の加入はチームにとっていいことだ」