2013年F1カナダGPの日曜決勝で、フェラーリのフェルナンド・アロンソは2位、フェリペ・マッサは8位だった。

■スクーデリア・フェラーリ
フェルナンド・アロンソ 決勝=2位
 かなり難しい週末だっただけに、この2位は勝利のように感じる。僕らには競争力があり、トップのドライバーたちと戦うことができたのだから。

 彼らとのバトルでは全く危険など感じない。彼らは、320km/hでホイール・トゥ・ホイールで戦っているときでも、安全のためのマージンを残しておこうとする知性と経験を持ち合わせているからね。

 才能あるドライバーたちといいレースをし、バトルができてよかった。これこそ真のレースだ。モナコでは少し違っていたから、今回本物のレースを再び見ることができてとても喜んでいる。

 メルセデス2台に対するオーバーテイクはほぼ同じようにダイナミックなものだった。でもハミルトンとのケースは、僕らは同じペースで走っていたから、ロズベルグとの場合よりも激しいバトルだったかもしれないね。ロズベルグの時は、彼はスーパーソフトを履いていて、僕はミディアムタイヤを履いていたから、そのアドバンテージで数周のうちには前に出られることは分かっていた。

 ポイントの面からみて、今回の2位は素晴らしい結果だ。ランキングで自分たちより上位なのはベッテルだけになったんだ。彼にはここでは全く太刀打ちできなかった。ベッテルはこの勝利にふさわしいよ。
 彼は選手権においてリードを拡大したけれど、まだシーズンは長く、追いつく時間はたっぷりある。

 もっと上のグリッドを獲得していたらさらにいい結果が出せたかどうかは、何ともいえない。予選は、たとえウエットの時でも、僕らの弱点であり、絶対に改善させなければならないエリアだ。ファクトリーでもサーキットでも解決のため必死に努力している。

フェリペ・マッサ 決勝=8位
 今日の自分のレースには大満足だ。スタートからフィニッシュまで、本物のバトルにあふれていた。

 昨日コースオフし、16番グリッドからのスタートになり、簡単なレースにはならないことは分かっていた。でも自分にはいいクルマがあることも知っていたから、攻撃的なレースをし、何度かいいオーバーテイクをした。でもグレイニングの問題が出たため、フォース・インディアのスーティルの後ろで貴重な時間を失った。ミディアムタイヤを2セット使うという戦略を採れば少なくともひとつかふたつはポジションを稼げたと思う。

 この結果には満足できないにしても、ポジティブな一日だったことには変わりない。僕らのペースがよく、戦えるということを示せたんだ。

 自信を持って次のレースに向かえるよ。シルバーストンは上海やバルセロナと特性がとても似ているが、そのふたつのコースで僕らのマシンはとても強かったんだ。

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