フェラーリのフェルナンド・アロンソは、フェラーリは空力面をもっと改善しなければならないと語った。しかしチームには“とてもアグレッシブな開発計画”があり、今後大きく前進するだろうと彼は考えている。
地元スペインGPで2位を獲得し、ランキングでも2位に浮上したフェラーリのフェルナンド・アロンソだが、レッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルとマクラーレンのルイス・ハミルトンのトラブルがなければ4位フィニッシュで終わっていた。アロンソは、フェラーリがレッドブルに遅れをとっている理由を理解していると言い、アグレッシブな開発プランによって今後改善されるはずだと述べた。
「リザルト的には僕らにとって素晴らしい週末だった」とアロンソは決勝後に語っている。
「全体的にまずまずだったよ。予選4位はいいパフォーマンスだったと思うし、決勝2位はチームにとって最高の結果だ。でも今週末を終えてみて、僕らはレッドブルに、特に予選で近づくために、マシンの、あるエリアをもっと改善しなければならないことが分かった。今週末はいろいろと学ぶことがあったと思う。自分たちのポテンシャルを最大限発揮するために努力していく」
「選手権においてはこのポジションに満足している。でも僕らは4戦あるいは5戦連続で表彰台を獲得する必要がある。1戦表彰台に上がり、その他の3戦でミスをしてしまうようでは、タイトルは獲れない。でも僕らは問題を理解している。シーズン序盤に冒したミスについても理解し、バルセロナにはとてもいいアプローチの下で臨んだ」
「僕らは全力を出し切る必要がある。今週末はフェラーリチーム全員が全力を出し切った。だから自分たちの仕事にはとても満足しているし、メカニック、エンジニア、ここに向けてマシンを改善してくれたファクトリーのスタッフの全員に感謝している。マシン開発についてとてもアグレッシブなプランがある。今後数戦には大きく進歩し、改善されるはずだから、僕らはとても楽観的な気持ちでいるよ」
「僕らは空力面で改善をもたらしてくれるだろうエリアがどこなのか分かっている。バルセロナではマシンの空力、ダウンフォースの重要性を思い知った。僕らは思ったよりも苦戦を強いられた」
「でもシーズンはまだ序盤だ。当然のことながら、1年を通して安定したパフォーマンスを発揮し、いい結果を出す必要がある。でも僕らはエンジントラブルが2回、ギヤボックストラブルが1回発生し、ジャンプスタートを1回し、何度か混乱したレースもあった。それでもトップから3ポイント差でランキング2位につけている。だから今は満足しているよ」