バーレーンでのシーズン前最後のF1合同テスト2日目、フェラーリのフェルナンド・アロンソがF14 Tの走行を行った。
28日、アロンソは、午前中はセットアップ、ミディアムとソフトのタイヤ評価を行い、午後にはピットストップを含むレースシミュレーションを完了した。
合計122周とこの日最多の周回を走りこみ、アロンソは1分35秒634で2番手となっている。
「あと2日、テストが残っている。パフォーマンスを向上させるため、この2日間は非常に重要だ」とアロンソ。
「マシンのポテンシャルを引き出す必要がある。開幕戦オーストラリアに100パーセントの状態で臨むため、キミが走る明日もその次の最終日も、テストをスムーズに行い、いいテストデーを過ごなければならない」
「今の段階ではまだ足りない部分があると思う」
午後にはレースシミュレーションで57周を走り切ったアロンソだが、その間に小さな問題があったと明かしている。
「まずまずうまくいったけれど、もっとうまくいってもよかった。走行中、いくつか問題があったんだ」とアロンソは述べた。
「ステアリングホイールで可能な調整を行って、補おうとした」
「そうはいっても、ガレージに戻ることなく周回をこなせたし、ずっとマシンはよく走っていたので、全体的に満足している」
「ひとつのセットアップはうまく機能したが、ふたつはうまくいかなかった」ような状況だったとして、マシンパフォーマンスのさらなる向上を願うアロンソだが、ここまでたくさんの距離を走行できていることは喜んでいる。
「(走行距離の面では)自分たちの状態に満足している」とアロンソ。
「冬季テスト中に合計何周走れるか分からないが、(周回数では)全チームの中で上位に位置することになると思うし、ドライバー別では僕自身、上位に入るだろう」
「それが僕のアドバンテージになっている。このアドバンテージを活用し、開幕戦オーストラリアに少しでも準備が整った状態で臨めることを願っている」