フェルナンド・アロンソは、フェラーリはパフォーマンスを向上させるため、レッドブル・レーシングのようにF1レギュレーションの限界まで攻め、抜け穴を探さなければならないと語った。
FIAは、一部チームがレギュレーションの抜け穴を利用してパフォーマンスを向上させるのを防ぐため、シーズン中何度かレギュレーションの解釈を明確にし、規則を修正した。
今季、レッドブル・レーシングのマシンのフロアの穴のデザインは違法であるとされ、カナダからマシンに変更を加えるよう指示された。またFIAはハンガリーGP前にレッドブルのエンジンマッピングは違反であると判断、規則の穴を塞ぐために新たな規則をチーム側に通知した。ハンガリーGPではパルクフェルメ規則に関する問題が明らかになり、レッドブルはFIAから変更を要求されている。
「何度か他のチームは(レギュレーション)ぎりぎりのことをしていた。僕らはそうではなかった」とアロンソはマドリードで報道陣に対して語った。
「次のレースまでにクルマを変更しなければ出場できないという状況のレースが3回あったと思う。でも彼らは禁止されるまではその状態で走っていた」
「F1ではこういうことは常にある。僕らは規則の限界を見つける必要がある」
「パフォーマンスを向上させるためには、常に合法でありながら、他のチームのように限界ぎりぎりまで攻めたり、抜け穴を見つけ出す必要がある」
繰り返し規則違反の疑いをかけられているレッドブルの代表クリスチャン・ホーナーは、自分たちはクリエイティブなだけだと述べている。
「レギュレーションは解釈の余地がある書かれ方をしている」とホーナー。
「HRTからレッドブルにいたるまで、すべてのチームがそれぞれ規則の解釈を行っている。そうでなければ全車同じ形になってしまうだろう。我々の強みは創造力だ。創造的であることで批判されるべきではないと考える」