ブラジルGP金曜の16日、サーキットを訪れたフェリペ・マッサと来季の新チームメイト、フェルナンド・アロンソが顔を合わせた。アロンソは先日のマッサの問題発言を受け流し、ふたりの関係は一切問題ないと述べている。
金曜の2回のフリー走行の合い間に、ふたりは短い時間ではあるが会話をかわし、アロンソはマッサの1日も早い復帰を祈っていると述べたという。
マッサは今週、ブラジルメディアに対して、昨年のシンガポールゲートについてアロンソは知っていたに違いないと発言したことで物議をかもし、後にフェラーリから声明を発表、この発言はなんら事実に基づくものではないと釈明した。
これに関してアロンソは、自分が事件に全く関与せず、認識もしていなかったことはFIAも断定している事実であると強調、一方で今後マッサとの関係が悪化することはないと述べている。
「世界評議会は、声明を出して僕が2008年のシンガポール(の事件)に無関係だったことを明らかにしている」というアロンソの発言をチャンネル4ニュースが伝えている。
「僕は一切何もかかわりを持っていないし、何も知らなかった。だから何の疑いも持たなかった」
「(マッサとの関係は)全く問題ない。去年僕らはいい関係を築いた。親しい関係だ。僕は去年終盤、フェリペがタイトルを獲れるチャンスがあると思い、応援していた。僕らは問題ないよ。他のドライバーと同じようにいい関係になるはずだ」
フェラーリは、ふたりの再会を伝える声明をこう締めくくっている。
「ふたりのドライバーの関係はこれまでと全く変わっていない。今回の顔合わせによって、ふたりの間に悪感情があるという現在のウワサが全く事実無根であることが明らかになった」