バルセロナでのF1合同テストで走ったフェルナンド・アロンソら複数のドライバーたちが、ピレリタイヤのデグラデーションが大きく、テスト作業に影響が出たと述べている。

 19日、バルセロナで、今冬2度目の合同テストがスタートした。

 この日初めてフェラーリの新車F138で走ったアロンソは、タイヤのデグラデーションが大きく、テストプログラムの妨げになったと語っている。

「1周しかもたないタイヤで冬季テストを行うというのは最善の手段とはいえないかもしれない」とアロンソ。
「テストすべきことは山ほどある。僕らは多くの新パーツを持ち込み、明確な情報をたくさん得たいと思っている。なのに、マシンを理解するために使えるのはわずか1周だけなんだ。その後、4秒から6秒ペースが落ちてしまう」

 セバスチャン・ベッテルもデグラデーションは非常に大きかったと認めたものの、この日のコンディションが影響していると考えている。
「今日はタイヤがあっという間にだめになった。数周ももたなかった」
「でも今日は気温がとても低かったので、注意する必要はある。単純にそういうことだ」
「タイヤへの理解をもっと深めたいと思っているけれど、このコンディションでは難しい。皆が同じ問題に苦労している」

 初日トップタイムをマークしたニコ・ロズベルグは、開幕戦でのピットストップの回数が非常に多くなる可能性があると述べている。

「デグラデーションが大きい。誰もがそうだ」とロズベルグ。
「かなり気温が低かったせいなのかどうかは分からない。でもそう願っている。でなければメルボルンではかなりの回数のピットストップが必要になる」

 一方でロズベルグは、もたないタイヤの方がファンにとってはエキサイティングなレースになるとして、ピレリタイヤを支持している。
「レーシングの面で、そしてレースを盛り上げるという面で、ピレリタイヤはとてもいいと思う。ファンが興奮できるレースにすることが一番重要だからね」
「僕らはこの問題に対処するしかない。いいレースにすることが大事なんだ。こういったデグラデーションの特徴によって最もエキサイティングなレースが生み出されるのだから」

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