フェルナンド・アロンソがフェラーリF2012を初めてドライブしたヘレステスト3日目、マシンにトラブルが発生し、アロンソは貴重な走行時間を失った。
フェラーリは今年、前年型とは大きく異なるラジカルなマシンデザインを採用しており、ヘレステスト前半2日間のフェリペ・マッサと同様に、アロンソもデータ収集に終始し、目だったタイムは記録していない。ベストタイムは1分20秒412で9人中7番手、トップのニコ・ロズベルグとは3秒近く離れている。
また、この日マシンにはハイドロリックトラブルが発生、アロンソは90分の走行時間を失った。同じトラブルが起きるのを防ぐため、新しいパーツをファクトリーから取り寄せていると、テクニカルディレクターのパット・フライは述べている。
「最初の2日間はそのような信頼性のトラブルは全く出なかったが、今日(9日)は小さなハイドロリックトラブルが出た」とフライ。
「今夜新しいパーツが届く予定だ。これで同様の問題に見舞われることはないだろう」
「それでもこのマシンは信頼性においては、例年どおり非常に優れていると思う。パフォーマンスについては、さまざまなエリアを正しくまとめようとしており、それには膨大な分析が必要だ」