スペイン・ヘレスで行われているF1の若手ドライバーテストに多くの選手権ドライバーを送り込んでいるイギリスF3シリーズのオーガナイザーはこの状況に非常に満足しているようだ。
今回の若手ドライバーテストには、イギリスF3の現役および参戦を経験したドライバーが6人ほど参加している。今年タイトルを獲得したダニエル・リチャルドはレッドブルから参加。昨年ランキング2位につけたオリバー・ターベイはマクラーレン、同3位のブレンドン・ハートレーはトロロッソからF1ドライブのチャンスを与えられた。
06年のチャンピオンであるマイク・コンウェイと昨年ランキング5位のマーカス・エリクソンのふたりもブラウンGPをドライブ、00年のスカシップクラスウイナーであるゲイリー・パフェットはマクラーレン、さらにスポット参戦ながらアルガルベでは2連勝を飾った今季のユーロF3シリーズ王者ジュール・ビアンキもフェラーリからテストに参加している。
「イギリスF3出身のドライバーがこれほど多くグランプリチームから選ばれたということは我々として大変喜ばしいことであり、このシリーズが未来のF1スターを育てるトレーニングの場として最適であることが改めて示された」と同シリーズのスポークスマンであるピーター・ブリッグスは語っている。
「私は、そう遠くない間にハイミ・アルグエルスアリに続くドライバーがこの中から現れるものと確信している」