F1第10戦イギリスGPのフリー走行2回目はレッドブルのマーク・ウエーバーがトップタイムをマーク。2番手にフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がつけ、3番手にセバスチャン・ベッテル(レッドブル)となった。BMWザウバーの小林可夢偉は14番手、山本左近(HRT)は23番手だった。

 現地時間午後2時から始まったフリー走行2回目の天候は晴れ、気温は27度で、路面温度は43度まで上昇した。朝のセッションでテストドライバーを走らせたロータスとフォース・インディアは、それぞれヤルノ・トゥルーリとビタントニオ・リウッツィが元のシートに復帰している。

 2回目のプラクティスが始まると、各ドライバーは序盤からタイム計測をスタートさせていく。タイムシートが続々と埋まっていくなか、最初にセッションをリードしたのはウエーバーで、開始20分過ぎには1回目にチームメイトのベッテルが出した1分32秒台を上回る1分31秒973をマーク。
 逆にベッテルはその後のアタックで派手にスピンを喫するなどベストラップにはほど遠い内容ながら、それでも2番手につけて、レッドブル2台が序盤をリードするかたちとなった。

 開始30分以降も各車は引き続き周回を重ねていき、セッションの折り返しを前にフェラーリのアロンソが2番手に飛び込んでくる。ここまで唯一タイムを刻んでいなかったザウバーの可夢偉もここにきてようやくアタックを開始し、最初の計測でチームメイトを上回る16番手につけた。

 しかし、依然トップに立つウエーバーはセッション中盤の折り返し付近に再度自己ベストを更新すると、残り33分のところでもそれまでのタイムをさらに上回る1分31秒234をマークするなど、好調な走りを続けている。

 一方、ベッテルをはじめニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)やフェラーリ勢などはタイヤを柔らかいオプションのソフトタイヤに履き替えてアタックを始め、アロンソが2番手タイムをマーク。同じくフェリペ・マッサも4番手タイムをマークするが、こちらはターン13のビレッジ・コーナーでスピンを喫してしまい、タイヤにダメージを負ってしまっている。
 マクラーレンのルイス・ハミルトンはターン3からの連続高速コーナーでコースオフを何度も繰り返す状態で、なかなかタイムを上げられないまま、終盤の早い段階で走行を切り上げてしまった。

 セッションはウエーバー、アロンソ、ベッテルという順位のまま終盤に突入するが、その後上位陣で大きなタイムアップするものは現れず、ウエーバーの1分31秒234がこの日の最速タイムとなった。5番手のロズベルグまでがトップから1秒以内となった。ザウバーの可夢偉は14番手、HRTの山本左近はチームメイトのカルン・チャンドックから約1秒遅れとなるタイムで23番手に終わっている。

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