関谷正徳PETRONAS TOM'S監督が3年の歳月をかけて生み出したワンメイクレース、インタープロトシリーズの第2戦が24日〜25日、富士スピードウェイで行われ、ジェントルマン、プロの両クラスとも非常に激しいレースが展開された。

 オリジナルのワンメイク車両『Kuruma』を使用し、プロドライバーとジェントルマンドライバーが組む形で行われるインタープロトシリーズ。第1戦に続き、土曜日にはジェントルマンとプロそれぞれの予選と、ジェントルマンクラスの決勝レース1が行われた。

 土曜のジェントルマンクラスのレース1はドライコンディションで開催。DRAGON(B-MAX・インタープロト)がポールポジションからスタートするも、レース1を制したのは息子・平川亮とともに出場しているAKIRA(RSS広島トヨペットHPS)。2位は卜部治久(INGING MOTORSPORT)、3位は伊藤良男(Pasar IPS01)となった。

 翌日曜日、富士スピードウェイはあいにくのウエットコンディション。かなり雨量の多い中で行われた決勝レースではスピンやコースアウトが多発。荒れたレースとなったが、卜部が優勝。RYUBI(MYZ)が2位、澤田透(J-Gear号COOLSHIRT)が3位に入った。

 迎えた日曜の第2戦プロフェッショナルクラスの決勝レース。かなり雨は小康状態となったものの、路面は相変わらずのウエット。スタートではポールポジションスタートの中山雄一(J-Gear号COOLSHIRT)に平川亮(RSS広島トヨペットHPS)がピタリとつけ、1コーナーで前をうかがうが、スリッピーな路面に足下をすくわれ平川がスピンを喫してしまう。

 さらに中山もスピンを喫してしまい、これでトップに立ったのは3番手スタートの関口雄飛(B-MAX・インタープロト)。その直後に横溝直輝(INGING MOTORSPORT)が続き、この2台が後続を引き離す。一方、スピンで遅れた平川と中山はその後追い上げを開始。影山正彦(ララパルーザ)、黒澤琢弥(Pasar IPS01)を交え、若手とベテランの激しいバトルが展開された。

 しかし、10周を過ぎたあたりから富士スピードウェイには非常に濃い霧が発生し始め、たまらずセーフティカーが導入される。結局、チェッカー間際にやや霧が晴れたものの、SCはそのまま解除されず。関口がインタープロト初参戦にして勝利を獲得した。2位は横溝、3位はSC導入前までに追い上げた平川となっている。

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