IZODインディカー・シリーズは、今年6月のアイオワ戦でヒートレースによるスターティンググリッドの決定方式を採用することを明らかにした。

 今年のアイオワでは、これまでのシングルカー予選に替えてヒートレースの結果により決勝のスターティンググリッドが決められることになった。
 このヒートレースは、前日のプラクティスの結果によって分けられた3つのグループで30周のショートレースをそれぞれ行うというもの。3回のヒートレースは、トップ10のグループがグリッドの上位10番手までを争い、残りふたつのグループは一方が奇数列、もう一方が偶数列のポジションを争うことになる。

 さらに、今年新たにレースディレクターに就任したボーズ・バーフィールドは、『ダブルファイル・リスタート』を今シーズンも採用することを確認している。このシステムは、元々NASCARで導入されていたスタートシステムで、リスタート時に順位ごとに奇数順位と偶数順位に2列を形成するというものだが、昨シーズンはロード、オーバルを問わずドライバーたちから“危険すぎる”と、強い非難を受け問題になっていた。今年はインディアナポリス、テキサス、フォンタナを除くイベントでこれまでどおり採用される。

 また、2012年のいくつかのイベントでは、F1などが採用しているスタンディングスタートの導入も予定されている。

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