インディカーは、主にサイドの衝撃からドライバーを守るため、現在使用しているダラーラDW12のアップデートを発表した。
インディカーによると、新しく導入するカーボンファイバーパネルは、コクピットの内側と外側に加えられ、シャシー側面の衝撃からの保全を60%増加させる。
さらにコクピット先端部には、カーボンファイバーの補強リングが加えられ剛性を強化。ロードやストリートコースでのヘルメットの打ち付けを減らすためヘッドレストも形状を変形される。また、ドライバーまわりのパネルをカーボンからエンジニアリングプラスチックスにスイッチ、ロードコース用のリアホイールポットの強化も行われる。
アップグレードによって、シャシーは約4.5kg重くなり、インディ500にエントリーするマシンすべてに適応されるとのことだ。
「レースのパーツは、常に進化しているよ。ルールは変更される。去年はなかったが、今年はそれをするんだよ」とインディカーの競技委員長デリック・ウォーカーはコメント。
ステアリングダンパーに関しても調査が行われており、まもなくテストもされる。またパワーステアリングに関しては、将来に向けて考慮中と声明を出している。