IZODインディカー・シリーズCEOのランディ・バーナードは、24日インディアナポリスでドライバーとミーティングを行い、ラスベガス戦で起きたダン・ウェルドンの死亡事故について話し合った。
インディアナポリスで23日に行われたウェルドンの追悼メモリアル式典には、多くのインディカー・ドライバーが参加。翌日にはインディカーCEOのバーナードがドライバーとミーティングを行った。ミーティングに参加したの2011年の王者ダリオ・フランキッティをはじめ、トニー・カナーンやジャスティン・ウィルソンという2010年8月に組織されたドライバー協会の面々。
「私たちはたくさんのことを話し合った。そしてすべてのエリアを実際にどう改善していくか前進しただろう。とてもポジティブで有効な会合だったと思う。今日が最初の一歩だよ。まだ心がとてもつらいが我々はとてもポジティブだし、みんな多くのアイデアを持っているよ。我々は同じページにいて、みんなで改善しようとトライしている。ダンと同じように衝撃的な事故がMotoGPでも起きた。レースはとても危険なビジネスだよ。だが、我々はできるかぎり安全にしようとしている。それが常にゴールなんだよ」とフランキッティはコメント。
カナーンもウェウドンの死を無駄にしないために改善と努力が要求されるとコメント。「我々は正しい方向に進んでいる。ミーティングは、何かが起こったから始めるものではない。我々はスタンダードとなるものを定め、それを良いものへと改善していこうとしているんだ。100パーセント安全なモータースポーツにするつもりではないことを分かってほしい。我々は研究所のようなもので、より安全にしていくことができる。けれど100パーセントの安全は作ることができないんだ」とカナーン。
ウェルドンが開発を担当した2012年ようのダラーラシャシーは、12月中旬までエンジンメーカーによる第2段階目の開発が進行中。カナーンはフランキッティとともに、シボレーとホンダのクルマを来週テストする予定だ。
「ダンは、このクルマで多くの仕事をこなしてきた。今はマニファクチャラーの手に渡り、開発が進められている。僕たち開発ドライバーには、すべてのドライバーに対する責任がある。我々は、ドライバーとしてお互いに協力できているし、インディカー・シリーズも協力してくれているよ」とフランキッティは語っている。