インディカーは、今シーズンの第2戦に予定されているロングビーチ戦のスタート方式を、ローリングスタートからスタンディングスタートに変更することを明らかにした。
昨年からダブルヘッダーのロード/ストリートレースでスタンディングスタートを導入していたインディカー。トロント戦の第2レースで初めてスタンディングスタートが行われていた。
インディカーの競技委員長であるデリック・ウォーカーは、ロングビーチが昨年からスタンディングスタートにスイッチを望んでいたと語る。
「ロングビーチは、昨年からスタンディングスタートのスケジュールに入るのを望んでいた。実際にレーストラックにセンサーをつける準備もできていたよ。彼らは本当に望んでいたが、我々は延期する決定を下したんだ」
ウォーカーは、まだスタンディングスタートを導入するにあたってリスクがあることを認めているが、ロングビーチのストリートコースのレイアウトは、このシステムに合っていると感じている。
「競技面において最悪のシナリオは、スタート直後のターン1までにトップの2、3台がぶつかり塞いでしまうと、全員が止まってしまうことだよ。それは大失敗さ。それはローリングスタートでも同じことだけどね」
「もしスタンディングスタートをするなら、よりよくなると考えている。十分なギャップを与えるためにフィールドを広げたし、ラインもずらしている」
ロングビーチ戦の主催者代表であるジム・ミカエリアンは、スタンディングスタート導入のニュースに喜んでいる。
「これは、我々のファンにとって素晴らしいニュースだよ。彼らは、インディカー・エンジンが回転を増していきながら海岸線を走っていく音を聞くのが好きなんだよ。インディカーに感謝している。特に我々のリクエストに応えてくれたデリック・ウォーカーにね」