アラバマ州のバーバー・モータースポーツパークで12日より開催されているIZODインディカーシリーズの合同テスト。初日にトップタイムをマークしたウィル・パワー(ペンスキー)が二日目もタイムを更新。開幕戦に向け順調な仕上がりを見せた。今季AJフォイト・レーシングより参戦する佐藤琢磨は、初日19番手からジャンプアップし二日目は7番手のタイムを記録している。
来週末セント・ピーターズバーグで開幕を迎える2013年のIZODインディカー・シリーズ。バーバーの合同テストには二日間で28人のドライバーが参加し、初日から25人が昨年のレコードタイムを更新し、上位19台が1秒差以内のタイムを出すなどテストから激しさを見せている。
初日トップのパワーが二日目も午前中から速さを見せ、午後のセッションでも1分7秒1329を記録しタイムを更新。2番手に入ったジェームズ・ヒンチクリフ(アンドレッティ・オートスポート)より0.2秒速いタイムでテストを終えた。
3番手タイムをマークしホンダエンジン勢トップだったのは、デイル・コイン・レーシングから参加しているジャスティン・ウィルソン。シート獲得に向け大きくアピールした。
4番手には、午前中に速さを見せたトニー・カナーン(KVレーシング)。昨年の王者ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)は5番手に入り、6番手にスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)が続いた。初日19番手だった佐藤琢磨(AJフォイト)は、7番手とジャンプアップしてテストを終えている。
シリーズ唯一のオーナードライバーであるエド・カーペンターは、走行中にタイヤがパンクし、そのままバリアにヒットするアクシデントがあったが幸い怪我はなかった。
二日間の合同テストを終え、3月21日よりセント・ピーターズバーグでIZODインディカー・シリーズの2013年シーズンが開幕する。