インディカー・シリーズは、26日からプロモーターテストをフェニックス・インターナショナル・レースウェイで開催。チーム・ペンスキーのエリオ・カストロネベスが初日からトラックレコードを更新する速さを見せた。

 今シーズンからインディカーのカレンダーに復活した1.022マイルオーバルのフェニックス。26、27日のテストには21台が参加する。

 フェニックスのトラックレコードは、今季からインディカーのレーススチュワードに抜擢されたアリ・ルイエンダイクが1996年に記録した19.608秒だったが、カストロネベスが19.5858秒と最初のセッションからレコードを超える速さを記録した。インディカーのトラックレコードは、予選セッションからレースセッションでのタイムが記録となるため、カストロネベスの記録は非公式扱いとなるが、本番となる第2戦でもレコード更新が予想される。

「2週間前に僕たちはここでテストを行った。僕自身や僕の3号車のチームだけじゃなく、僕たちはとても親密に仕事をしている」とカストロネベス。チーム・ペンスキーは、昼に行われたセッションで4台がトップ6に入り、上々の滑り出しを見せた。

 カストロネベスは、フェニックスが最後にスケジュールに組み込まれていた時代を知っている数少ない現役ドライバーで、2002年には優勝をあげている。当時とは少しトラック構成が変更されており、走行は難しくなっているようだ。

「トラックはほとんど同じだよ。ターン1に入る時、知っているコーナーだなって思うけど、曲がり切ると“あれ、初めてだ”ってなるんだ。面白いシナリオだけど、簡単だということではないよ」

「僕たちはまだどのくらいGがかかるか知らないで話している。しかし、Gはたくさんかかり、ステアリングは非常に重いし、燃料を積んで走る夜のセッションではより重くなるだろうね」とカストロネベス。

 ジョセフ・ニューガーデン(エド・カーペンター・レーシング)が3番手に入り、5番手に入ったグラハム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン)がホンダ勢のトップとなった。

「ここまでのところテストは順調だよ。僕たちは、よりスピードを得て競争できるように、もう少し仕事をしなければならないね。レイホール・レターマン・ラニガンの仲間たちは、素晴らしい仕事をしてくれている。クルマは、とてもクイックだし、最初のセッションでホンダ勢をリードすることができているからね」とレイホール。

 テストは、26日にイブニングセッションを行い、27日に2つのセッションが予定されている。

本日のレースクイーン

神宮沙紀しんぐうさき
2025年 / スーパーGT
NICO girls
  • auto sport ch by autosport web

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

  • auto sport

    auto sport 2025年7月号 No.1609

    【特集】LE MANS 2025
    “史上最混戦”の俊足耐久プロト頂上決定戦

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円