今週末に行われるケンタッキー戦とラスベガス戦の残り2レースとなった2011年のIZODインディカー・シリーズ。すでにダン・ウェルドンがラスベガス戦の参戦を発表しているが、さまざまなドライバーが残り2レースにスポット参戦するようだ。
今年のインディ500を制したウェルドンは、500万ドルボーナスのチャレンジドライバーとしてラスベガス戦にサム・シュミット・モータスポーツとブライアン・ハータ・オートスポーツの共同チームで参戦予定だが、ケンタッキー戦にもアレックス・タグリアーニの代わりにサム・シュミット・モータースポーツから参戦すると報道されている。
ラスベガス戦で500万ドルを勝ち取ったらその半分を選ばれたファンにプレゼントすると発表しているウェルドン。5月末のインディ500以来のレースとなるため、そのウォームアップにとケンタッキー戦に出場する。
「アレックスに感謝しきれないよ。ラスベガスに備えてケンタッキーで、チームと一緒に仕事をし彼のマシンをドライブさせてくれるなんて。この機会にとても興奮しているし、サムのチームの皆と働くことを楽しみにしているよ。彼らの努力は、5月の我々の勝利の大部分だった。勝利レーンに戻るために最善を尽くすよ」とウェルドン。
ケンタッキー戦に参戦することができなくなったタグリアーニは、「ケンタッキー戦に出られないことに満足はしていないよ。でも、これはとても刺激的な機会だよね。ダンと僕はとてもいい友達だよ。彼が500万ドルのチャレンジドライバーとして走ることになってとてもうらやましいね。でも、ケンタッキーでダンとSSMチームをできるかぎりサポートするつもりだ」と語っている。
ドレイヤー&レインボールド・レーシングは、怪我のジャスティン・ウィルソンの代わりに、残り2レースをタウンゼント・ベルにステアリングを託すことを発表している。「2つのイベントをジャスティンの代わりに出場できることを彼に感謝したい。そして彼が早く良くなることを願っているよ」とベルはコメント。
インディ・ジャパンでJP.デ・オリベイラを起用したコンクエスト・レーシングは、ケンタッキー戦で、アジアF3チャンピオンでインディライツに参戦しているディロン・バティスティーニをインディカーデビューさせる予定だ。
また、サラ・フィッシャー・レーシングは、トーマス・シェクターを2台目のドライバーとしてラスベガス戦に出場。ジェイ・ハワードは、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングからラスベガス戦に出場を予定している。