今年で98回目の開催を迎える伝統のインディアナポリス500マイルレース。ファンへのアピールとTV視聴率増加を目指して、よりエキサイティングな予選方式を導入すると発表された。
これまでも何度か変更があったインディ500の予選方式。昨年までは、予選1日目がポールデイとなり、ポールから9番手までグリッドを決定。予選2日目のバンプデイで10~33番手のグリッドを確定する方式を取っていた。
新しく導入される予選方式は、1アタック4周の平均速度で競われるのは変わらないが、二日間で合計3セッションが行われ、インディ500の決勝レースに挑む33のグリッドを決定する。
予選1日目は、11時から17時50分までが走行時間となる。すべてのエントリーは少なくとも1アタックすることが保障され、このセッションの上位33台が予選通過となる。
予選2日目には、グリッドを決定するふたつのセッションが行われる。10時15分から13時30分のセッションは、前日の10位から33位のエントリーが参加。前日のスピードの遅い順に1アタック4周の予選アタックが行われ、このセッションの平均スピードが速い順に10番手から33番手グリッドが決定。
そして午後2時からの45分間は、前日の上位9台が参加しポールポジションを決定するファスト・ナイン・シュートアウトが行われる。前日のスピードの遅い順に1アタック4周の予選アタックが行われ、このセッションの平均スピードのトップがポールポジションを獲得する。
インディカーの競技委員長デリック・ウォーカーは、「今年のフィールドには、インディ500を制したドライバー5人を含む、すばらしい才能を持ったドライバーたちがいるんだ」
「新しい予選フォーマットは、土曜日にチャンスを得て、日曜日に改めて自分たちのスターティングポジションを決定するという、ドライバーたちのさらなる挑戦を見せてくれるだろう」と語っている。