インドGPは2014年は開催されないものの、2015年にF1カレンダーに復帰する見込みであることがわかった。
2011年の初年度からインドでの開催には税金に関する懸念があった。インド政府がF1チームへの関税免除を認めないという問題が開催中止の理由であるとの推測もなされていたが、実際にはカレンダーの問題であるということだ。
主催者のジェイピーは現在の10月から3月に開催日を移すことを希望しており、スケジュール調整の関係で来年の開催は見送ることを決めたと、バーニー・エクレストンが述べた。
「ジェイピーと5年契約を結んだ時、我々はインドGPをシーズン前半に開催したかったが、ジェイピーは10月の開催を望んだ」とエクレストンはインドの通信社IANSにコメントしている。
「そのため我々はその時期に組み入れたのだが、今の状況では2015年の序盤にレースをすることになりそうだ。」
「(2014年10月に行い2015年3月に行うのでは)日程が近すぎる。そのためプロモーターと話した結果、2014年の開催を取りやめ、2015年に開催するのがベストであると考えた」
インドGPがなくなれば、来年初開催のロシアGPを10月に組み込むことが可能になる。
エクレストンは最近、2014年のF1開催数は20戦になる予定であると述べていた。しかし新たにロシアGP、グランプリ・オブ・アメリカ、オーストリアGPが加わる予定であるため、代わりにどのレースがカレンダーから脱落するのか、関心が集まっている。
インドGPの開催中止により、現在のところ開催候補は21戦となっている。