レッドブルは3日、2013年のF1シーズンを戦うニューマシン『RB9』を発表した。
昨年、セバスチャン・ベッテルが王座を守り、チームとして見事3年連続のダブルタイトルを達成したレッドブル。今シーズンもベッテル&マーク・ウエーバーの強力なコンビに加え、主要パートナーのインフィニティが新たにタイトルスポンサーに就くなど、2013年も盤石の体制で挑む。
3日、イギリス・ミルトンキーンズでの新車発表会に先立ち、インターネットのYouTubeを通じて先行公開された新車『RB9』は、おなじみのレッドブルカラーにややパープルを加えた色をまとい、サイドポッドにはインフィニティのロゴが大きく描かれた姿で登場した。
ライバル間でコンセプトが分かれているノーズ付近の処理は、チャンピオンマシンRB8の遺伝子を受け継ぐ今モデルでも昨年と似た形状の段差処理が見て取れるが、冷却用のスロットは姿を消し、短いバニティパネルが装着された。フロントのサスペンションは引き続きプッシュロッドが採用された。
チーフ・テクニカル・オフィサーのエイドリアン・ニューエイは、RB9が昨年モデルの進化型であると述べ、今季のレギュレーション変化よりも、新しいピレリタイヤへの対応が最も重要だとの考えを示している。
チームはこの日、インフィニティが2013年からチームのタイトルスポンサーおよびビークル・パフォーマンス・パートナーを務めることを正式に発表した。