マクラーレンのチームプリンシパル、マーティン・ウィットマーシュが、FIA会長マックス・モズレーに対し、偽証問題に関して謝罪する内容の手紙を送ったようだ。マクラーレンは、この件について29日に行われる世界モータースポーツ評議会のヒアリングで厳罰が科せられる可能性にさらされている。
オーストラリアGPでのヤルノ・トゥルーリの追い越しに関し、2度にわたって偽証を行ったマクラーレンは、29日のヒアリングに召喚されている。ウィットマーシュは処罰を軽くしてもらうため、事前に罪を認める内容の手紙を送ったと見られている。
英ザ・タイムズ紙によると、手紙には罪を深く悔いた謝罪の言葉がつづられ、すでに与えられたオーストラリアGP失格処分以外の処罰は不必要であるとの議論がなされているという。ロン・デニス時代に起きた前回の事件では、罪が問われても一貫して反論を行ってきたマクラーレンだが、今回は以前とは異なるアプローチをとっているようだ。
厳罰に処せられた場合、ある主要スポンサーは、チームとの契約を破棄する意向でいるとも伝えられている。