IZODインディカー・シリーズの2011年最終戦ラスベガスで発生した多重クラッシュに巻き込まれたウィル・パワーが、事故後初めてインディカーをドライブ。2012年から導入されるDW12のコクピットに収まった。
ダン・ウェルドンの命を奪うことになったラスベガスでの多重クラッシュで、パワーはその中に巻き込まれる形になり、宙を舞った。パワーは事故後、自力でコクピットから脱出したものの、背中を負傷しており救急車で運ばれた。
パワーは2009年のソノマでも背中を負傷しており、2年間で二度目のケガとなったため、オーストラリアV8スーパーカーのゴールドコースト戦へのゲスト参戦も取り止め。ほぼ1カ月レーシングカーのコクピットから遠ざかっていた。
しかし、月曜日にパワーはバーバー・モータースポーツパークで行われた来季用DW12のテストに参加。100ラップ以上をこなし、来季マシンの感触を確かめた。
「僕は元気だよ。体力的にもまったく問題はなかった」とパワーはバーミンガム・ニュースに語った。
「それに、来季のマシンはすごく速いんだ。このトラックではすごくそれを痛感したね。驚くべきグリップを発生していたよ」
「来季はニューマシン、異なるマニュファクチャラー、異なるエンジンメーカーが参戦することになる。誰もどんな展開になるかは想像もできていないね」