スペインGPにおいてガレージで火災が発生したことを受け、ウイリアムズは安全性向上のために手順の見直しを行ったことを明らかにした。
パストール・マルドナドが優勝を獲得した2時間ほど後、ウイリアムズのガレージで火災が発生し、多くの機材がダメージを負い、負傷者も出た。
火災の原因はまだ分かっていないということだが、ウイリアムズは手順を変更したと述べている。
「手順を変更し、他のチームにもそれをお知らせした」とエンジニアリングチーフのマーク・ジランがモナコGPにおいてコメントした。
「似たような問題が発生するのを防ぐため、手順に関する長いリストを他チームとFIAに対して公表した」
ウイリアムズは他チーム等に対して事故後の調査結果について報告を行った。
「燃料を扱うエリアで起きたことであり、燃料の取り扱いに関係する火災だ。しかし正確な原因についてはまだ調査中だ。同様の事故が再発しないため、FIAと協力し、ガレージ内だけでなくサーキット全体の中での手順の改善に努めている」
ガレージ機材の90パーセントがダメージを負ったということだが、チームスタッフの努力と他チームからの機材貸し出しにより、ウイリアムズは無事にモナコGPに参戦することができるということだ。
火災でウイリアムズのメンバー数人が負傷し、最も重傷だったメンバーは現在もまだイギリスの病院に入院中だが、あと10日ほどで退院できる見込みだとジランは述べている。