ウイリアムズのチーム副代表、クレア・ウイリアムズは、カナダGPでは今季初入賞を果たすことはできなかったものの、バルテッリ・ボッタスが予選で3位を獲得したことで、チームの士気が高まり、さらなる改善のために今後も力を尽くしていけると語った。
雨がらみの複雑な天候となったカナダ予選で、ボッタスはQ3に進出、キャリアベストとなる3番グリッドを獲得した。
低迷しているウイリアムズにとって今年初のポイントが期待されたものの、完全なドライとなった決勝ではボッタスは速さを発揮できず、14位フィニッシュに終わった。
しかしクレア・ウイリアムズは、ポジティブな要素が見られた週末だったと語っている。
「本当に皆の士気が高まりました」とウイリアムズ。
「皆が懸命に働いているときに、ああいうことが起きるのはとても大切なことです」
「自分が努力している理由を再確認するのは大事なことです。ですからとてもいい出来事でした」
「モナコでクルマの方向性、進むべき方向を見つけました。でも もっと強い印象をつかみたかった。ですから(カナダで)ポイントが取れることを心から願っていました」
「表彰台に上れるという期待は誰も持っていませんでしたが、入賞はしたかった。でも私たちのクルマはタイヤをすぐに駄目にしてしまい、その他にもたくさんの問題があって、結局あの順位になってしまいました」
チームは今後さらにパフォーマンスを改善していくことができると、ウイリアムズは語った。
「間違いなく一歩前進しました。それでもまだ目標とする位置にいるわけでないことは明らかであり、大きく前進するためにはたくさんの仕事をこなさなければなりません」
「でもそのことは皆分かっています。全員が自分のやるべきことを知っています。日曜午後のリザルトから目を背けることはできません。これからも努力し続け、戦い続けていきます」
「そのために必要なものすべてがウイリアムズには揃っています。それを確実に形にしていくだけです」