ウイリアムズのエンジニアリングディレクター、パトリック・ヘッドが、ニコ・フルケンベルグにはF1で素晴らしい才能を発揮するポテンシャルがあると発言し、ウイリアムズが来季はフルケンベルグを起用するのではとの推測がさらに高まっている。
ニコ・ロズベルグはメルセデス・ベンツの後押しによりブラウンGPに移籍するものと見られており、これに伴い、ウイリアムズの2009年のリザーブドライバーで、F3ユーロシリーズ、A1GP、GP2でタイトルを獲得しているフルケンベルグが、2010年にはウイリアムズからF1にデビューするものと以前からウワサされている。ヘッドは、GP2でタイトルを獲得したことで、22歳のフルケンベルグの才能は証明されたと述べている。
「ニコ・ロズベルグやルイス・ハミルトンなど、GP2初年度にタイトルを勝ち取ったドライバーは皆飛び抜けた才能を持っている」とヘッドが語ったと、Motorsport.comが報じている。
「ニコ(・フルケンベルグ)も突出した才能を見せ付けるだろう」
F1テストにおいてはコースアウトやクラッシュを演じることが多かったフルケンベルグにこれまでヘッドは批判的だった。しかしウワサどおりルーベンス・バリチェロがチームに加入するのであれば、フルケンベルグとのペアはベテランと新人のいい組み合わせになるといえるかもしれない。
「ニコが将来トップレベルのドライバーであることが証明されるのであれば、その時まで我々が彼を走らせていたいものだ」と、ヘッドはフルケンベルグとの長期契約をにおわせる発言も行っている。