ウイリアムズのバルテッリ・ボッタスは、マレーシアGP特有の熱さがチームに“真のチャレンジ”を促すだろうと考えている。
開幕戦のオーストラリアで5位入賞と幸先の良いスタートを切ったボッタスだが、パフォーマンスの面ではウエットコンディションの予選で10位、決勝レースもグリッド降格と単独クラッシュによるポジションダウンなどでFW36本来のポテンシャルを示すことができず、消化不良のままメルボルンを後にした。
名門復活を目指すウイリアムズは、今年のウインターテストでメルセデスに次ぐスピードを披露、ボッタスも今シーズンの上位争いに大きな期待を抱いているが、シーズン第2戦に挑む若きフィンランド人は、レースの舞台となるセパンの熱さがマシンパフォーマンスを最大限に引き出す上で大きな困難になると語っている。
「マレーシアは、僕らと他のチームがさらなる対処を試される真のチャレンジとなるだろう」とボッタス。
「気温が非常に高く、冷却が重要なファクターになる。新しいパワーユニットについてもまだまだ学ぶことが多いから、ここでの熱対策は僕らの学習曲線のカーブを強めることになるだろうね」
「今シーズンの中でも最も熱いレースになるから、やるべき開発や作業の多いシーズン序盤としては容易いものではないよ」
しかしながら、今週末のセパンは3日間を通して雷雨の予報が出ている。ボッタスは、雨に見舞われた前回の予選でインターミディエイトとフルウエットタイヤをうまく機能させることができず、チームメイトのフェリペ・マッサもリヤのダウンフォース低下に苦しみ、期待したグリッドを手にすることはできなかった。