ウイリアムズのテクニカルディレクターを務めるサム・マイケルは、チームがフライホイール式KERS(運動エネルギー回生システム)の採用を諦めていないことを明らかにした。
チームは新車FW33のパッケージングにおける理由から、2011年はバッテリー式のKERSを搭載して新シーズンのスタートを切る。ウイリアムズはこれまでフライホイール式KERSの開発を続ける唯一のチームとして知られていた。
テクニカルディレクターのサム・マイケルは、今シーズン中のフライホイール式への転換は可能性として低いことを認めているものの、来シーズンには搭載できると主張している。
「我々はバッテリーシステムを搭載している。主に空力的な理由からだが、KERSに関するすべてはシャシーの下に収められた」とマイケルはカラーリング発表の場で語った。
「このマシンには、フライホイール式を考えていた。あと少しで搭載できるという所まで行ったんだが、残念ながらパッケージングの関係でスタートできる状態にはならなかった」
「だが、(フライホイール式を)どこかのポイントで導入することを諦めたわけではない。2011年は難しいかもしれないが、2012年には高い確率で搭載できると考えている」