イギリスGP決勝を3位でフィニッシュしたマーク・ウエーバーは、レース終盤にチームからセバスチャン・ベッテルをオーバーテイクしないよう指示を受けたが、無視したと明かした。
ウエーバーは、決勝のファイナルラップで2番手を走るベッテルを捕えてオーバーテイクを試みたが、成功せずに3位でフィニッシュした。
レース後、彼はチームからベッテルにアタックしないよう“おそらく4回か5回”のメッセージを受け取ったと明かし、それを拒否したとコメントしている。
ウエーバーは、このチームオーダーに関してどう感じたかと尋ねられると、「いい気分はしない。それが答えだ」と述べ、次のように続けた。
「フェルナンド・アロンソがファイナルラップでリタイアすれば、僕らが優勝争いをしていた。もちろん、僕だってポジションを得たかったからチームの指示は無視した。セブはベストを尽くしていたし、僕もそうだ。誰ともクラッシュするつもりはなかった」
昨年、シルバーストンを制したウエーバーは、レース後の無線で「ナンバー2にしては悪くない」という皮肉を発したことが話題となった。彼は、今回もナンバー2のように感じたかと聞かれたが、「それほどでもない」と述べている。
「チェッカーまでレースをしたかったんだ。残り4周か5周になって彼らはポジションをキープするよう指示してきたけど、僕はポイントが欲しかったし、もっと多くのポイントをとりたいと思ったんだ」