マーク・ウエーバーはハンガリーGP直後、3回ストップで走ったことは間違いだったと語ったが、レッドブル・レーシングはウエーバーのマシンにトラブルがあり、やむを得ず戦略を切り替えたと説明した。
11番グリッドからスタートしたウエーバーは、決勝で5位を走行していたが、3回目のタイヤ交換を行うことで8番手に順位を落とした。彼は上位勢のタイヤが最後まで持たないことを期待したが、結局彼の前を走るほとんどのドライバーが2回ストップで走り切った。
「僕らチームは、皆が終盤にもっとタイヤに苦しむことを期待していた。結局僕らは3つポジションを落とした。5位を走っていたんだけどね」とウエーバーはレース直後に述べている。
「僕は(2回ストップで)走り続けることを考えていた。十分な余裕があったし、ラップタイムもとてもよかったんだ。そうはいってもどうなるか予想をするのは難しい」
しかしその後、チームプリンシパルのクリスチャン・ホーナーは、ウエーバーのマシンにはデフのトラブルが発生しており、その影響でタイヤの摩耗がひどく、最後にもう1回タイヤ交換せざるを得なかったと語った。
「残念なことに45周目にデフに問題が起きて不調をきたし、そのために彼は時間をロスすることになった」とホーナー。
「終盤にピットストップをしなければならなかった」
「デフとタイヤの問題があり、そういう状態だとホイールスピンしやすくなり、最後まで走り切ることはできない。そのためタイヤ交換せざるをえなかった」
ウエーバーは結局終盤に順位を上げられずに8位でフィニッシュ、ランキング首位のフェルナンド・アロンソにポイント差を広げられる結果になった。アロンソはこのレースで5位を獲得した。