レッドブル・レーシングのマーク・ウエーバーはヘレスで自身の最初のテストを終えた後、2010年シーズンを予測するのはまだ困難だと語っている。
水曜日に新車レッドブルRB6のラウンチを終え、続いてウエーバーは2日間RB6のステアリングを握りテストをこなした。その後ウエーバーはチームメイトのセバスチャン・ベッテルにマシンを預けている。
テストの初日こそオイル漏れに見舞われたウエーバーだが、木曜日には100周以上をこなし、ウエーバーはニューマシンのインプレッションはおおむね予想できたものだったと語る。
「テストの成果は狙い通りだった」とFormula1.comに語るウエーバー。「マイレージは平均よりも多かったと思うがセンセーショナルなデビューってわけじゃない。でも、僕らはいいシーズンのスタートを切れたと思うよ。距離を稼げたということは信頼性があるということだからね」
ウエーバーは雨の初日、そして2日目も9番手というタイムでセッションを終えたが、燃料給油が禁止となったシーズンの展望を読むのはまだかなり難しいと語っている。
「今、同じようなトライをしているチームは多いと思う。それでも、まだ状況は読めないだろうね。僕たちもいろんな燃料搭載量でパフォーマンスを試しているが、状況によって大きく変わる。レーススタートからフィニッシュまで、ざっと5秒はラップライムが変わるだろうね。すごく大きな違いだよ」
「今はみんなレースでのどの状況を試しているか分からないし、何をしているか見るのは不可能だ。今は自分たちの状況に集中するべきで、誰がトップになるか予測なんてしたくないね」
「木曜日、小林(可夢偉)は素晴らしいタイムをマークしたよね。BMWザウバーは見た目素晴らしかった。でも、彼の燃料はどれくらいだったんだい? 彼のタイムはなんの参考になるんだい? 燃料によってマシンは一気に変わるんだよ」